65歳以上の7人に1人は認知症という現実。長らく認知症の医療相談に関わってきた医師の立場から、認知症を抱えた家族の葛藤を描いた小説の発刊です。

それは、火の不始末とちぐはぐな鍋料理から始まった。
もし可能性があったとしてもまだまだ先のこと、そう考えていた。
突然見え始めた認知症のきざし、そこから徐々に症状は進んでいく。
同居する娘の視点でとらえた変わりゆく母親の姿、夫の態度の変化、妹との温度差。
認知症の母親を抱えたひとつの家族の物語。

認知症と共に生きる高齢者の人口は今後も増加し、2025年には高齢者の5人に1人、国民の17人に1人が認知症になるものと予測されています。
このような時代にあって、私たちは、どのように生きていくべきなのでしょうか。
家族という社会の小さな単位から、問題を投げかける作品です。

  • 著者紹介

成川有一(なりかわ ゆういち)
医療法人社団恵有会 緑協和病院 前理事長・前院長。
1948年生まれ。
東京医科大学を卒業、血液学にて博士号取得。
昭和59年、横浜市に個人病院として緑協和病院を開設。
平成29年、医療法人に組織変更。
オーナー院長として自由奔放な発想で36年間病院経営を行う。
本業の傍ら、ホームページを通し医療関係のブログ開設、独自の視点で認知症の解説並びに医療相談を行ってきた。
令和2年5月31日をもって勇退。

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