『世界のワイン図鑑 第8版』は徹底して最新情報に改められ、劇的な躍進を遂げた。地理的な側面から深く本質を考察した本として、誰もが認める不朽の名作である。

2002年ガイアブックスより発刊した『地図で見る 世界のワイン 第5版』をかわきりに、第6版、第7版と随時最新情報が更新された翻訳本を発刊してきた。そして2021年現在、世界のワイン業界の更なる最新情報を携え『世界のワイン図鑑 第8版』を1月20日に発刊した。本書は、初めて手にとる読者をワインの壮大な世界へと導き、旧版からおなじみの読者を新たな境地へと招いてくれるだろう。

第7版では、ボトルのラベルが多数掲載されていたが、第8版ではほとんど掲載せず、その分本文の増量をはかり、各産地についてなお詳しく記載している。

本文も16ページ増え、新装された国や地域の地図は20葉にのぼる。その主な国や地域は、コート・ド・ニュイ、クリュ・ボジョレ、ジュラ・サヴォワ・ビュジェイ、アルトピエモンテ、タウラシ・フィアーノ・グレコ、シェリー、ラインガウ、ラインヘッセン、ファルツ、メキシコ、南ウルグアイ、チリなどがある。

また、新たに各産地の緯度や気象データおよび生産される葡萄品種を表にまとめて紹介しているのも第8版の特徴的な魅力と言えるだろう。プロフェッショナルなソムリエから、全てのワイン業界関係者もうならせるほどの内容となっているのはもちろん、今まで版を重ねてきた本格的なワイン参考書の中でも最も使い安く、包括的な本と断言できる。

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世界のワイン図鑑 第8版 [ ヒュー・ジョンソン ]
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世界最高のワイン執筆者であるヒュー・ジョンソンとジャンシス・ロビンソンが今回も再び力を結集して、ワインの世界における最新情報を満載した本格派のワイン書を生み出した。これまでも『世界のワイン図鑑』は精緻かつ美しい地図で知られてきたが、第8版では230葉もの地図が収載されている。一部の産地については土壌の分布図もあり、ワインとその出生地との関係を理解するのにおおいに役立つ。

【世界のワイン図鑑 第8版 商品情報】

本体価格:13,000円+税

判型:A4変型(297×235mm)

頁数:416ページ

色数:4C

製本:上製

監修者:山本 博

著者:ヒュー・ジョンソン、ジャンシス・ロビンソン

訳者:村松 静枝