時代小説作家・上田秀人、待望の新シリーズは「大江戸スパイ大作戦」だ! 徳間文庫『隠密鑑定秘禄(一) 退き口』大名たちの人事考課表をつくれ!と密命をくだされた小人目付(こびとめつけ)の運命やいかに!?

株式会社徳間書店は、第七回吉川英治文庫賞を受賞した時代小説作家の巨頭・上田秀人さんの最新書下しシリーズ『隠密鑑定秘禄(一) 退き口(のきぐち)』(https://www.tokuma.jp/book/b604162.html)を2022年4月13日に徳間文庫より発売。

本シリーズの主人公は、小人目付の射貫大伍(いぬきだいご)。十一代将軍・徳川家斉に目を付けられ、将軍直属の隠密として様々な密命を下される大伍が、江戸をはじめ諸国で危険と隣り合わせのスリルあふれる隠密調査を繰り広げていきます。その展開はまさに「大江戸スパイ大作戦」。
第一級のエンタテインメント時代小説をぜひお楽しみください。

  • あらすじ

十一代将軍家斉は、御用の間の書棚で奇妙な書物を発見する。「土芥寇讎記(どかいこうしゅうき)」――諸大名二百数十名の辛辣な評価が記された人事考課表だ。編纂を命じた五代綱吉公は、これをもとに腹心を抜擢したのでは。そう推測した家斉は盤石の政治体制を築くため、綱吉に倣うことを決意する。調査役として白羽の矢を立てられたのは諸国探索経験のある小人目付、射貫大伍。命を懸けた隠密調査が始まった!

  • 「土芥寇讎記」について

江戸時代中期の全国諸大名を網羅した人名辞典。編著者不明。全四十三巻。首巻に総目録、巻第一に将軍家の家伝、巻第二より巻第四十二までは元禄三年現在の大名二百四十三名につき、家系・略歴・居城・人柄・編者の批評などが記されている。(参考文献『国史大辞典』)

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タイトル:隠密鑑定秘禄(一)退き口
著者:上田秀人
定価:770円(税込)
判型:徳間文庫
ページ数:320ページ
ISBN:978-4-19-894731-6
*文庫書下し
*電子書籍版も同時発売
商品ページ https://www.tokuma.jp/book/b604162.html