V字回復を果たした中小零細企業経営者が語る「これからの日本のモノ造り」とは?『シン・メイド・イン・ジャパン』発売

株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン(本社:東京都千代田区、取締役社長:谷口奈緒美)は2022年9月23日に『シン・メイド・イン・ジャパン』(小林延行・著)を刊行しました。

かつて日本は“ジャパン・アズ・ナンバーワン”と言われ、世界から羨望のまなざしを向けられていました。
それから30余年。日本の世界的地位は低下し、特に経済的、技術的な面での遅れは想像以上です。

「平成初期には世界企業ランキングの上位を占めていた日本は、現在では中国はおろか韓国にも負けている」
「日本のGDPはこの25年くらい足踏み状態が続いている」
「一人当たりのGDPは30年前、世界一位だったのが、現在は30位」
「一人当たりの生産性は長い間全く伸びておらず、半ば一人負け状態」

このような生産性や競争力の低下に加え、特に印象的なのは日本の製造業の低迷です。かつて“メイド・イン・ジャパン”ともてはやされた製品は、今や何も言われないただの製品になり下がってしまっています。

なぜ“メイド・イン・ジャパン”はなくなってしまったのでしょうか?
今後中国や、他の国のモノ造りが中心となり、日本のモノ造りは世界から忘れ去られてしまうのでしょうか?

日本の製造業の復興のためには、大手企業と中小零細企業が協力し合わなければなりません。
本書では日本だからこそできるモノ造りのために、企業が取り組むべきことを提案します。

***本書が提案すること***
<大手企業が取り組むべきこと>
・できるだけ国内でモノ造りをすること。少なくともマザー工場、モデル工場は必ず国内に設置する
・優れた技術を有する国内中小零細企業と共に、製品の品質向上に注力すること
・国内中小零細企業の自動化・IoT化に協力すること

<中小零細企業が取り組むべきこと>
・量に応じた特殊加工の自動化・IoT化=職人技の標準化を図ること
・自動化ラインにはIoTやDXにならい、スマート化すること
・ミニマルファブ技術などを活用すること
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これは、日本でなくてはできない“最高の製品”を造り、世界に送り出すために取り組むべきことです。
これが“シン・メイド・イン・ジャパン”のモノ造りなのです。

【目次】
まえがき
第一章 日本のモノ造りの現状は?
第二章 シン・メイド・イン・ジャパンのモノ造りとは?
第三章 奈落の底からの生還……なぜセルコは蘇ることができたのか?
第四章 EV時代を、チャンスに変える
第五章 中小零細企業の生き残り大作戦
第六章 シン・メイド・イン・ジャパンの課題と理想
第七章 シン・メイド・イン・ジャパンを実現するための心構え
第八章 信念と信頼
あとがき

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タイトル:『シン・メイド・イン・ジャパン』
発売日:2022年9月23日
刊行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
仕様:四六判/272ページ
ISBN:978-4-910286-21-1
定価:1760円(税込)