《売りたいのに売れない!非上場企業の少数株主が困ったときに読む本》 〜《円滑な売却のための基礎知識と実践アドバイス》〜
株式会社玄文社(本社:東京都新宿区)は、都竜大(みやこたつひろ)氏のビジネス書『売りたいのに売れない!非上場企業の少数株主が困ったときに読む本』を2021年10月18日(月)より全国の書店、ネット書店において発売いたします。
【URL】 http://genbun-sha.co.jp/
日本社会の高齢化に伴い、株式の相続件数が増えています。しかし、相続を受けた人が、高額の相続税を一括で納めることは、多くの場合難しいでしょう。そこで相続が発生する前に、株式を売却(現金化)しようとして、発行会社に「買い取ってほしい」と打診するも、のらりくらりかわされてしまい、いつまで経っても結論が出ないということが往々にしてあります。発行会社にとっても買取りには多額の現金が必要であり、手元資金がない場合は銀行から借入れをしなければなりません。そこまではしたくないし、少数株式であれば経営への影響も限定的なので、買い取らずにそのまま放置しておくのが穏当だ、という判断になる場合もあります。
そうなると、売り手としては発行会社以外の買い手を探すしかありません。しかし、取引市場が存在しない非上場企業の株式は、その価値を誰もわからず、買い手を見つけることは非常に困難です。結果、売却することもできず、半ば諦めた方が、直接、または弁護士、会計士、税理士などを介して著者の会社へ数多く相談にやってきます
事業承継がますます進む現代社会において、無くてはならい本が今回の1冊です
都 竜大(ミヤコタツヒロ)
著・文・その他
日本成長支援パートナーズ株式会社 代表取締役
1981年徳島県生まれ。一橋大学卒業後、2006年総務省に入省し、おもに情報通信政策、放送政策に従事。09年退官後、上場企業を経て、独立系M&Aファームに参画し、数々のM&A・事業承継案件、資金調達案件を担当。18年非上場企業の少数株式の流動化支援を専門的に行う日本成長支援パートナーズ株式会社を創業。個人の少数株主から直接依頼を受ける一方で、弁護士、公認会計士、税理士などからも依頼を受け、共同でプロジェクトを推進することも多数。
- 本書で取り上げたケース
〇半ば諦めていたが、本人の希望より高く売却できたケース
〇譲渡承認請求をしたら、発行会社が買い取ると言い出したケース
〇買い手を見つけたら、発行会社が買い取ると言い出したケース
〇発行会社とのあいだで買取条件が折り合わなかったケース
〇ファンドが一部買い取り、バリューアップしていくこととなったケース
〇少数株主持分の売却を進めたら、オーナーも売却したいとなり、結果的に100%売却したケース
目次
はじめに
第1章 「非上場企業の少数株主」が生まれる背景
1 非上場株式の特徴とは
2 少数株主が生まれる背景
3 少数株主の権利
第2章 なぜ非上場企業の少数株式は売れないのか
1 非上場企業の少数株式は「流動性が低い」
2 非上場企業の不透明・硬直的な経営が
3 さまざまな困難に直面する少数株主
第3章 非上場企業の少数株式はこうして売却する
1 売却に向けた4つのステップ
2 【ステップ1】 発行会社のことを知る
3 【ステップ2】 買い手を探す
4 【ステップ3】 株価を決める
5 【ステップ4】 売買交渉をする
第4章 非上場企業の少数株式はこうして売却した ~事例集~
第5章 セカンダリーマーケットの活性化が日本経済を成長させる
1 「日本の成長を支援する」という仕事のために
2 セカンダリーマーケットの活性化が日本経済を成長させる
おわりに