あなたはこの句からどんな情景を思い浮かべますか? 伊集院光のラジオから誕生した句集
TBSラジオの人気番組『伊集院光とらじおと』の名物コーナー「伊集院光とらじおと放哉と山頭火と」に番組リスナーから投稿された自由律俳句から、155句を厳選した珠玉の句集がここに誕生!

◎息子の彼女が私に似ている  きん(東京都)
◎あらゆる選択を間違えてここにいる  煮え湯500杯(大阪府)
◎花束の捨て方を考えている  パスカ(大阪府)
◎弟が怒られているが、ハンバーグはうまい  うつろまみれ藻屑(東京都)
◎黙っていられる間柄  サンチョ(埼玉県)
これらの句は、ラジオ番組『伊集院光とらじおと』の木曜日の人気コーナー「伊集院光とらじおと放哉と山頭火と」に、番組リスナーから投稿された自由律俳句です。毎週200~300もあるという投稿の中からパーソナリティーの伊集院光さんと番組スタッフが秀句を選び、木曜パートナーの柴田理恵さんとともに紹介しています。
本書は、番組開始か3年半に寄せられた膨大な投稿の中から、番組内で採用された作品を中心に、伊集院さんと番組スタッフがさらに厳選した傑作155句を収録した、番組発の句集です。
自由律俳句のコーナーは伊集院さんが「これはぜったいにやりたい」と思った企画のひとつ。3年半のオンエアから「選ぶのに相当迷いました」という伊集院さん。
句によっては、発表当時の生放送のトークを簡略にまとめた文章を添えているので、伊集院さんや柴田さんの絶妙な解説や寸評を、まるで番組を聴いているかのように楽しめます。
たとえば最初に紹介した句「息子の彼女が私に似ている」についての寸評は……。
柴田:やっぱりお母さんって、息子がもう永遠に恋人でしょ?
伊集院:うん。
柴田:絶対に、かなうことのない恋でしょ。その子を息子が選んだのは「私に似てるからよ!」っていう抵抗ね。
伊集院さんはこの本の楽しみ方をこう解説します。
「まず句を読んで、頭の中に自由な発想をさんざん浮かべてから、僕らのやりとりを読んで『同じ、同じ!』と思ったり『なんだよ、伊集院! 全然違うよ』と思ったりしていただきたい。なんなら紙面に感想を直接メモするのもいいでしょう」
なお、本書のタイトル「次の角を曲がったら話そう」も番組採用作品で、リスナーの投票によって選ばれた俳句(作・蔵之介〈栃木県〉)。
「正直に言うと僕のイチオシとは違ったのですが、見れば見るほど好きになってきました(笑)。」という伊集院さん。
自由律俳句の魅力は、「たしかにそうだよね」と共感を呼ぶ句もあれば、しみじみと情景が思い浮かんでくるような句まで、決まったリズムがないからこそ、読み方が受け手に委ねられている点にあります。ぜひ、一句一句読んでいただきながら、それぞれの句に込められた書き手の思いを想像していただければと思います!
■TBSラジオ『伊集院光とらじおと』
「伊集院光とお便りと」「伊集院光とニュースと」「伊集院光とゲストと!」など、伊集院光が各コーナーで世の中、暮らし、関心を、明るく楽しく愉快につなぐ、情報・トークバラエティー番組。毎週月~木曜日8:30~11:00に生放送中。「伊集院光とらじおと放哉と山頭火と」は、毎週木曜日9:30ごろに放送。
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『伊集院光とらじおと自由律俳句の本
次の角を曲がったら話そう』
監修/伊集院光
定価1430円(税込)
四六判・192頁
発行/小学館
2021年11月18日(木)発売
https://www.shogakukan.co.jp/books/09310696

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