事情聴取と現場検証が終わって事件性がないと判断されたら死体検案書を発行してご遺体を。心に鬼を 魂に炎を キレイごとだけでは語れない親子の人生。人は闇に落ちてしまうのか?(その9)

心に鬼を 魂に炎を (その9)

キレイごとだけでは語れない親子の人生。人は闇に落ちてしまうのか?

まず、お亡くなりになった時に通常発行している死亡診断書は、発行することができません。その代わりとなるものとして死体検案書というものを発行します。これで死亡届を出したり、ご遺体を火葬したりすることができます。

鬼岩 正和(おにいわ まさかず)

「ありがとうございます。それとご遺体ですが、今は監察医の方がいらっしゃらないということで、朝になってからになりますので病院と相談してください。こちらとしては事件性なしとは思っていますが、一応調べる必要はありますのでご勘弁ください。それと、調書を作るのに現場を確認する必要があるのですが、亡くなったのはご自宅ですよね。」

「そうです。それじゃ自宅も見ることになるのですね。いつ頃来られますか?」

「そうですね、ご主人さえよろしければこれから伺ってもよろしいですか?それと、お母様と奥様にも事情をお聞きすることになります。」

「わかりました。これからで大丈夫です。」

「それでは、私どもは準備するものもありますので、一度署に戻ってから伺います。ご遺体の件など、病院と相談されてからで大丈夫ですよ。」

「ありがとうございます。それでは病院と相談してから戻っています。」

「それではお先に」

 

警察官は、そう言い残して帰っていった。

 

病院の受付で事情を説明すると

「これからの手続きなどについて説明します。まず、お亡くなりになった時に通常発行している死亡診断書は、発行することができません。その代わりとなるものとして死体検案書というものを発行します。これで死亡届を出したり、ご遺体を火葬したりすることができます。ただ、死体検案書を発行することのできる医者が今はいません。また、警察の許可も必要となるので改めて来ていただくことになります。それまでご遺体をお渡しすることもできません。」

「わかりました。それはいつ頃来たらよろしいのでしょうか?」

「警察の事情聴取はもう終わったのですか?」

「まだ、聞くことがあると言っていました。」

「そうですか、事情聴取と現場検証が終わって事件性がないと判断されたら死体検案書を発行してご遺体をお渡しすることができます。」

「そうすると、警察の判断が先ということですね。」

「そうです。警察の判断が出ましたらこちらに連絡が来ることになっています。」

エッセイ警察,遺体

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