ダミアン・ジャレと名和晃平によるパフォーマンス作品集が大型本で刊行! 『VESSEL / Mist / Planet [wanderer]』が5月2日(月)より発売開始。

美術出版社(東京都品川区)は、世界的に活躍する振付家 ダミアン・ジャレと彫刻家 名和晃平によるパフォーマンス三部作を収めた作品集『VESSEL / Mist / Planet [wanderer] ダミアン・ジャレ|名和晃平』を5月2日(月)に刊行します。

世界的に活躍する振付家/ダンサーのダミアン・ジャレが、名和晃平との協業により創作した、同名パフォーマンス三部作の作品集となります。もともと日本文化に深い関心を寄せていたジャレが、2013年のあいちトリエンナーレで名和の立体作品「Foam」に共鳴し、二人のコラボレーションは始まりました。2016年に日本で初演を迎えた「VESSEL」、映像作家ラヒ・レズヴァニによる美しい映像作品として発表された「Mist」、2021年にコロナ禍を経ての上演で絶賛された「Planet [wanderer]」。三部作にわたる新たなパフォーマンスの魅力をあますところなく、大判ページにて収録。ジャレ、名和のインタビュー、三作品それぞれの作品評など、作品世界を読み解くテキストも充実しています。

3つのパフォーマンス作品の舞台写真を収録。

◆「VESSEL」
2016年に京都で初演。胎盤を思わせる中央の白い円盤のような舞台装置が印象的。ダンサーたちは、頭を隠した「ヘッドレス」のポーズでさまざまなシーンを構築していく。森山未來さんも出演。

©Yoshikazu Inoue

◆「Mist」
2021年5月にオランダで予定されていた舞台公演が中止となり、映像作家ラヒ・レズヴァニの撮影による映像作品として、2022年1月にオンライン配信。霧の幻想的なイメージが美しい。

©Rahi Rezvani 2022

◆「Planet [wanderer]」
2021年9月にパリで初演。植物のように⾵に揺れるダンサーたちの⾝体表現は圧巻。光を鋭く反射する鉱物のランドスケープを背景に、地を這う霧や降り注ぐ粘度の高い白色の液体が、気象現象のように舞台を包み込む。

©Rahi Rezvani 2022

その他、読み物ページも充実。
ダミアン・ジャレ インタビュー | 名和晃平 インタビュー
「VESSEL」作品評 バジル・ドガニス/「Mist」作品評 コリーヌ・アトラン
「Planet [wanderer]」作品評 エマヌエーレ・コッチャ
ダミアン・ジャレ論考 ロジータ・ボワソー/名和晃平論考 小崎哲哉

 

『VESSEL / Mist / Planet [wanderer] ダミアン・ジャレ|名和晃平』
発行|カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
発売|美術出版社
定価|11,000円(税込)
仕様|B4判変型/168ページ
ISBN|978-4-568-10544-5
一般発売日|2022年5月2日(月)